2020.5.25
骨董・古美術・アンティーク・・・こんな看板を掲げているお店はたくさんあります。それぞれが取り扱う品物は多種多様ですが、その中でもその店が得意とする道具やジャンルのようなもの、好んで蒐集に力を入れているものが必ずあります。
夢工房ではホームページでご紹介しているように、幅広いジャンルの品物を取り扱っています。けれど、利益を上げるために売買するだけでなく、純粋に好きな作品だから蒐集するものもあります。それらは必ずしも人気があるとは限りません。
今回ご紹介するものは、あまり話題にされず努めてお勧めもしてこなかった、そんな作品群を敢えて取り上げてみました。
大正・昭和期の金属工芸「鋳金」、いわゆる銅像・置物といった類の作品を中心にご覧いただきます。
明治時代、超絶技巧と呼ばれて海外からもその技術の高さが認められていた金工は、繊細かつ緻密で過剰な装飾、そして写実的な作品が数多く制作されていました。
しかし、時代が変わると欧米においてモダニズムやアールデコといった新しい芸術観が注目され、日本の近代工芸もその影響を強く受けていきます。時代の潮流に敏感な芸術家たちは、直線的で単一化された作風、より抽象的で装飾性の低い作品を手掛けることになります。これらの作品は今なお海外のコレクターには人気があります。その時代に活躍した工芸作家を中心に作品をご紹介します。
抽象的な中にも作家の想いやデザインへの工夫を感じてもらえることでしょう。
動物主題の作品が多く、シンプルな造形でありながらもその特徴を見事にとらえている
Artsyで津田信夫を見る
高村光雲の三男、高村光太郎の弟、18歳で津田信夫の門に入る
Artsyで高村豊周を見る
動物をモチーフとした作品を得意とし、簡素な表現で銅器を制作
Artsyで根箭忠緑を見る
彫金の重要無形文化財保持者、直線や曲線による幾何学的模様と様々な象嵌を組み合わせて独自の世界を表現
Artsyで金森映井智を見る
個別にご紹介した6人の作家以外にも多くの金属工芸家が、昭和・平成へと時代の流れに即したデザインを意識しつつ、独自のスタイルで積極的に制作を続けています。
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