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YUMEKOUBOU

2019.11.14

DisappearⅣ
四代田辺竹雲斎
貝島佐和子(ジオメトリックデザイン)

細く加工された竹ひごをくるくると巻きながら繋げた作品、と言ってしまえばそれまでですが、こちらの作品はそんな単純で平易なものではありません。
2017年、四代田辺竹雲斎襲名展にて発表された「Disappearシリーズ」の中のひとつ。この「Disappear」作品群は現ハーバード大学助教授の貝島佐和子さんとのコラボレーションによるもので、アルゴリズムや3Dプリンタなどを使用し、テクノロジーと伝統工芸の融合に挑戦された新しいタイプの竹工芸なのです。同じ形が連続して作られる幾何学模様、そしてそれが立体的に渦を巻き螺旋構造を作っています。伝統的な作風だけを踏襲していては、このような作品は生まれません。四代竹雲斎は古くからある確かな技術と、画期的な作品を生み出すエネルギーを持つ素晴らしいアーティストです。

全体の姿は、巻貝を思わせるように渦を巻き、それが盛り上がるように立体となって螺旋を作り出しています。蛇がとぐろを巻くようなイメージかもしれません。それを形作っているのは、丁寧に加工された細い竹ひご。その竹ひごはすべて同じではなく、微妙に幅が変化しています。そのため上部は軽やかに広がるような大らかさが、また下部に行くにつれ、幅のある竹ひごが密接し、どっしりと安定感のある土台を作り出しています。

竹ひご一本一本が、円形を作りながら捻じれ、螺旋を作る。その繋ぎ目も見当たりません。複雑でありながらシンプルな印象をも与えてくれる作品。まさにテクノロジーと伝統の融合なくしては作り出せなかったでしょう。

この作品は、見る角度によってその表情を変化させます。どこから見るのか、どこに置くのか、どのように置くのか。「こうあるべきだ」という固定観念を持たない自由さもあるような気がします。

この「Disappear」作品群は、繊細な竹ひごをある一定の間隔で連続して配置するという特徴があります。その基本の特徴を持たせつつも、それぞれの作品は大胆に形やサイズに変化を付け、多様な作風を作り上げています。そしてそのどれもが近未来的なイメージを感じさせます。

四代田辺竹雲斎「Disappear」シリーズ

先端テクノロジーとの融合や近未来のイメージと述べつつも、やはり自然が作り出す竹を素材としており、私たちが受け入れやすい作品であることは、注目すべき大切な部分です。

DisappearⅣ
サイズ:32cm x 32cm x 15cm
四代田辺竹雲斎公式ページ

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