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YUMEKOUBOU ANTIQUES

2019.9.15

煎茶道具のあれこれ
小さな茶器から伝わるもの

抹茶をいただく茶の湯で使われるお道具は、大きくて厚く、重たいという印象があります。それとは逆に煎茶器というのは、小さくて軽く、可愛らしいものが多く見られます。煎茶道では茶葉に含まれている旨味のみを凝縮してほんの少量をお出しするということや、また「随所で茶を煮る」ため、持ち運びをしやすくすることを考えてのことでしょう。煎茶器の大きな特徴は、素朴で自然な味わいのもの、また新しい清潔感のあるのもが良しとされ、煎茶人の共通した茶器観となっています。

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染付茶心壷一対

size5cm x 7cm

古錫の経年変化と未だ鮮やかな染付の対比が美しく、小さな道具の中に穏やかで雄大な山水の風景が広がります。

上から見ると円形ではなく一部にくびれのある不思議な形をしており、また底部には小さく丸い足が付いていたり、と私たちを楽しませてくれます。

t02

千鳥香合(SOLD)

初代蔵六

size3.5 x 2.5cm x 2.5cm

可愛らしいだけでなく、小さいながらもそれなりの風格を感じさせてくれます。たくさんの人から大切に扱われてきたのでしょう。

以前、京都店にて飾られていた銀の千鳥と同じ形でありながら、その素材やそれぞれの辿ってきた道、景色の違いに驚かされます。

t07

太白磁急須

四代清風与平

size10cm x 9cm x 8cm

白磁を得意とした清風。細部にまで気を抜かない品格ある姿は凛とした気高さがあり、見ていても気持ちが良いです。また柔らかな白い肌が作り出す陰影の美しさは最大の魅力でしょう。

自然なゆとりのある胴まわりとは対照的に、持ち手や口部分は直線的で洗練されており、全体を通して清々しい印象です。

t19

銅栗色黄蜀葵茶托

越賀安平

size8.5cm

「黄蜀葵」とは中国原産の淡黄色の花で、5枚の花弁が重なるように咲く美しい花です。それをモチーフとした銅製茶托。薄くやわらかな花弁をうまく表現しており、女性らしい優しさを感じるお道具です。

t17

亀香合

友一

size7.5cm x 5.5cm x 3cm

第一印象は、本物のような亀。目元や手足、甲羅の色など細部にまで丁寧に作られており、これが香合であるというのは驚きです。特徴的なつぶらな瞳は、亀の穏やかで優しい表情をよく表しています。古来、縁起物として扱われる亀は、誰にでも受け入れられるモチーフでしょう。岐阜で活躍した根付師、友一の銘がございます。

煎茶で香といえば線香が用いられ、香合を使う機会は少ないようです。しかし自由度が増した現代のお茶では、こんなユニークなお道具は席飾りの一つとして楽しめるかもしれません。

t19

白磁輪花茶碗

size6cm x 4cm

輪花形が作り出す光と影の美しさ、古いものならではの白磁の色合いと繊細さ、手に馴染む大きさ、ありそうでない素敵な煎茶碗です。古来より煎茶道では、「茶碗は小さく白き」を良しとされています。一つひとつは、大きさに微妙な違いがあり、それぞれに個性を感じられる楽しさもあります。

口縁の小さなホツレには、金継が施されており、小さいながらも大切に使われてきたことが分かります。この欠点である金継が今ではうつわの魅力の一部となっています。

t10

染付山水図急須

初代三浦竹泉

size7.5cm x 5.5cm x 3cm

山深く広がる岩山の景色は静けさを伝えてくれます。比較的ありがちな山水画ですが、添えられた漢詩を見ると「山一雨得濃緑」とあります。ひとしきり降った雨が山の緑をより濃く見せてくれるといった意味合いでしょうか。その一節を詠むだけで、雨に濡れた木々や湿気、雨上がりの香りすら感じとれる。画賛とは不思議なもので私たちに目に見えない多くの感覚を与えてくれます。

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