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観音菩薩図

飯塚琅玕斎(1890-1958)画賛

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淡い墨でぼかして描いてある静かな佇まいの観音菩薩。その柔和な表情からは、慈しみのある優しさが伝わってきます。それとは対照的に菩薩の周りに書かれた般若心経の文字は、力強く墨の濃淡もはっきりしていて見応えがあります。何か特別な想いを込めて描かれたのでしょうか、見る人がそれぞれ想いを寄せながら眺めると心の落ち着きを得られるでしょう。